店舗の口コミ返信とGoogleマップの運用を、実際に代行している人間が書いています。

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Google口コミを増やす方法頼んでいるのに増えない3つの原因

口コミの集め方 レビューデスク 渡辺 真也

口コミを増やそうとした店舗が、最初にぶつかるのがこれです。

QRコードは作ってレジに置いてあります。でも、ほとんど読み取ってもらえません。

やり方が根本から間違っていることは、ほとんどありません。 詰まっているのは、たいてい決まった場所です。順に見ていきます。

Google口コミが増えない、3つの理由

Google口コミが増えない、3つの理由

理由 起きていること 直し方
思い出さない 満足していても、口コミという発想がその場に無い 声をかける場所を決める
手間がかかる 読み取った先で迷う、ログインが要る リンクを取り直す
何を書けばいいか分からない 書こうとして、手が止まる 量のハードルを下げる

「うちのお客様は書いてくれない」と感じるとき、実際に起きているのはこの3つのどれかです。お客様の性格の問題ではありません。

そして直す順番があります。手間 → 声かけ → 書き出しの順です。手間が残ったまま声をかけると、せっかく読み取ってくれた人が途中で離脱して、声をかけた側も「言っても書いてもらえない」と感じて続かなくなります。

口コミを増やす方法① リンクを正しく用意する

手間の話から片付けます。ここは1回で終わり、以後ずっと効きます。

管理画面からリンクを取る

Googleビジネスプロフィールの管理画面から、口コミを書くための短いリンクが取得できます。 自分でGoogleマップのURLをコピーして使うのではなく、ここで出るものを使ってください。

レビューデスクの管理画面。店舗ごとの口コミ用QRコードと、その元になるリンクが並んでいる

レビューデスクでは、この作業を管理画面の1画面にまとめています。上の画面から出したQRコードは、そのまま印刷して使える大きさで出力されます。

他人の端末で必ず1回開く

用意したら、店舗の人以外の端末で、必ず1回開いてください。 確認するのは1点だけです。

  • 開いた画面に、星を選ぶ欄と入力欄がそのまま出るか

地図や店舗情報のページが開いてしまう場合は、リンクが違います。そこから「クチコミを書く」を探してもらう形になっていると、探している途中でやめる人が出ます。 印刷して配ってしまう前に、ここだけは見てください。

なぜ他人の端末なのかというと、店舗のスタッフの端末は、たいていその店舗のビジネスプロフィールにログインしたままだからです。オーナー権限でログインした状態だと、同じリンクを開いても違う画面が出ます。 自分の端末で確認して「ちゃんと出た」と思い込むのが、いちばん多い間違いです。

補足

口コミを書くには、Googleアカウントへのログインが必要です。ここは店舗側では省けません。 省けない手間があるからこそ、その手前にある手間は全部削っておきます。

レビューデスク

ここで言う「リンク」は、Googleビジネスプロフィールの管理画面が発行する口コミ専用の短いURLのことです。地図のページのURLをコピーしたものとは別物なので、そこだけ気をつけてください。

印刷してからでは直せない

QRコードは、印刷して配ってしまうと直せません。卓上POPを100枚刷ってから間違いに気づく、というのがいちばん痛い失敗です。刷る前に、上の確認を1回だけ通してください。5分で終わります。

読み取ったあと、お客様に何が起きるか

店舗側からは、読み取ってもらったあとが見えません。ここが見えていないと、どこで離脱しているのか分からないまま「増えない」とだけ感じることになります。実際にはこう進みます。

お客様がスマートフォンでQRコードを読み取っているところ

  1. QRを読み取る
  2. 開いた画面で、星を選ぶ
  3. 入力欄に文字を打つ
  4. Googleアカウントにログインする(していなければ)
  5. 投稿する

離脱が起きるのは2と4です。 2で地図が開いてしまえば、そこで終わります。4はこちらでは省けないので、2と3を軽くしておくことが、店舗側にできる全部ということになります。

裏を返すと、1〜3が正しく整っていれば、あとはお客様の手に渡すだけです。細かい改善点を探すより、この3つが通っているかを1回確かめるほうが早いです。

口コミを増やす方法② 声をかけるのは会計のときではない

多くの店舗が、会計のときにQRを渡しています。ところが会計は、お客様がいちばん帰りたい瞬間です。財布を出していて、手も塞がっています。

声をかけるのは、満足が言葉になった直後です。

業種ごとの「その瞬間」

同じ「満足が言葉になった直後」でも、その瞬間がどこにあるかは業種で変わります。

業種 声をかける瞬間 会計との位置関係
美容室・サロン 仕上がりを鏡で見て、良い反応があった直後 会計の5〜10分前
飲食店 食べ終わって「おいしかった」と言われた直後 下げ物のとき
整体・接骨院 施術後に体の変化を確認したとき ベッドの上
クリニック 説明を聞き終えて、納得された直後 診察室を出る前

共通しているのは、会計より一段手前だということです。そこで一言添えておいて、紙やカードを渡すのは会計のときでかまいません。声をかける場所を一段前にずらす。 ここが最初に直すところです。

飲食店だけ少し事情が違って、テーブルが埋まっている時間帯は声をかける余裕がありません。その代わり、卓上に置ける時間が長いという利点があります。声かけと置き物の比重を、業種で変えてください。

口コミを増やす方法③ 「何を書けばいいか」に答える

3つ目が、いちばん見落とされています。「ご感想をお願いします」だけでは、多くの人は手が止まります。 何行書けばいいのか、何について書けばいいのかが分からないからです。

ここで渡すのは、書く中身ではなく、思い出す入口です。

「一言だけで構いませんので、今日のことを書いていただけますか」
「どんなことでお困りで来られたか、それだけでも助かります」
「同じことで迷っている方の参考になりますので、感じたままで結構です」

3つとも、書く量のハードルを下げているだけで、内容の方向は指定していません。ここが線引きです。

言ってはいけない言い方

言い方 なぜだめか
「星5でお願いします」 評価の方向を指定している
「良かった点を書いてください」 星の数を言わなくても方向を指定している
「書いてくれた方にドリンク1杯」 見返りを付けている
(満足した人にだけ渡す) 集める相手を選んでいる

気をつけること

評価の方向を指定してはいけません。 見返りを付けること、満足した方だけに渡すことも同じです。詳しくは口コミ依頼が違反になる境目をご覧ください。

アンケートを間に挟むという手

「口コミを書いてください」が言いにくい場合、先にアンケートに答えてもらうという順番があります。

アンケート画面。星の評価と、答えやすい質問が3つ並んでいる

アンケートなら「お答えください」で済むので、声をかける側の抵抗が下がります。答えた内容がそのまま口コミの下書きになるので、お客様の「何を書けばいいか分からない」も同時に消えます。

ただし、ここにも線引きがあります。アンケートの結果で行き先を変えてはいけません。 星が高い人だけ投稿画面へ、低い人は店舗への連絡フォームへ、という分け方は、集める相手を選んでいることになります。

置き物だけで待たない

卓上のPOPやレジ横のQRは、あって損はありません。ただし、それだけで増えることは期待しないでください。 置き物ができるのは「思い出す」までで、声かけの代わりにはなりません。

卓上に置いたQRコードのスタンド。「ご意見・ご感想をお聞かせください」と書かれている

置くのであれば、手が空いていて、待ち時間がある場所が向いています。

  1. 待合の椅子の正面
  2. 施術中・食事中に目に入る位置
  3. テーブルの上

レジ横は、いちばん置かれている場所ですが、お客様の手がいちばん塞がっている場所でもあります。ここしか置いていない場合は、1か所増やしてください。

置き物に書く文言

置き物の文言も、声かけと同じ線引きが要ります。「ご意見・ご感想をお聞かせください」で十分です。「star5でお願いします」「良い評価をお願いします」と書いた紙は、そのまま証拠として残ります。 声かけと違って、置き物は写真に撮られます。

渡辺

代行していて多いのが、QRを置いた時点で「やった」ことになっている店舗です。置いてからが本番で、声をかけた回数のほうが結果に直結します。

誰が言うかを決める

「全員で声をかけましょう」は、実質「誰も声をかけない」になります。決めるのは次の3つです。

  • 役割で決める。 「最後に接客した人が言う」のように、その場で誰の番か分かる形にする
  • 文言を1つに固定する。 人によって言い方が変わると、方針に触れる言い方が混ざります(何が違反になるかは口コミ依頼が違反になる境目にまとめました)
  • 1週間、声をかけた回数を数える。 紙に正の字で十分です

3つ目が効きます。見るべきなのは、書かれた口コミの数ではなく、声をかけた回数です。書かれた数は自分では動かせませんが、声をかけた回数は動かせます。声をかけていないのに増えない、というだけの週は珍しくありません。

何を見て、どうなったら正しいのか

数える話をもう少し具体的にします。見るのは次の3つです。

寄せられた声の集計画面。件数と平均評価、項目ごとの分布が並んでいる

  • 声をかけた回数(自分で動かせる)
  • 読み取られた回数(声かけが届いているか)
  • 書かれた数(結果。自分では動かせない)

この順に並んでいることが大事です。書かれた数が増えないとき、原因は必ず上のどちらかにあります。 声をかけた回数が少なければ声かけの問題、声はかけているのに読み取られていなければ渡し方の問題、読み取られているのに書かれていなければリンクか書き出しの問題です。

1つの数字だけを見ていると、どこが詰まっているか分かりません。 3つ並べて、初めて手の打ちどころが決まります。

1か月、どう回すか

一度に全部やろうとすると続きません。順番を決めて、1週間ずつ進めてください。

1週目:手間を消す リンクを取り直して、他人の端末で確認します。QRを刷って、置き場所を2か所決めます。ここまでは声かけを始めません。土台が抜けたまま声をかけると、最初の数人を無駄にします。

2週目:文言を1つに決める 声のかけ方を1文に固定して、紙に書いて貼ります。誰が言うかも決めます。この週から、声をかけた回数を正の字で数え始めます。

3週目:数える 声かけは続けたまま、数字を見ます。声をかけた回数に対して、書かれた数が極端に少ないなら、詰まっているのはリンクか書き出しです。声をかけた回数そのものが少ないなら、直すのは仕組みではなく運用です。

4週目:置き場所を見直す 3週間やってみて、どの場所の置き物が読まれているかが分かります。読まれていない場所からは引き上げて、読まれている場所を増やします。

この1か月で「増える形」が作れれば、あとは同じことを続けるだけになります。逆に、この1か月をやらずに置き物だけ置き続けても、来月も同じ状態です。

よくある質問

Q. 何件くらい集まれば十分ですか

同じ地域の同業他店が何件持っているかで変わります。絶対の目安はありません。 近隣3〜5店をGoogleマップで見て、その中で見劣りしない件数、という決め方が現実的です。

Q. 古い口コミしかありません。増やす意味はありますか

あります。日付は表示されます。 直近に書かれたものがないと、いま営業しているのか分かりにくくなります。

Q. 低い評価が来るのが怖いのですが

低い評価は、集めなくても来ます。集めないという選択は、低い評価だけが並ぶという結果を選ぶことになります。 返し方は低評価の口コミへの返信にまとめました。

Q. 集めた口コミは、Googleマップでの見え方に関係しますか

口コミの数と評価は、地図に出てくる順番の要素の1つです。ただしそれだけで決まるわけではありません。詳しくはGoogleマップで上位表示する方法をご覧ください。

Q. スタッフが声をかけたがりません

「売り込みのようで気が引ける」という理由がほとんどです。文言を1文に固定すると、この抵抗はかなり減ります。 自分の言葉で頼むから気まずいのであって、決まった一言を読み上げるだけなら、業務の一部として言えます。紙に書いて貼っておいてください。

Q. 常連さんに何度も頼んでしまいそうです

同じ人が何度も投稿することはできない仕組みなので、頼む相手は自然と新規のお客様が中心になります。ただ、「前も頼まれた」と感じさせるのは印象がよくありません。 誰に声をかけたかまで管理する必要はありませんが、常連の多い店舗では「初めての方に声をかける」と決めてしまうほうが回ります。

Q. 紙のアンケートを取っています。そのまま使えますか

紙の回答を店舗側が代わりに投稿することはできません。投稿は本人の操作でなければいけません。 紙のアンケートは、あくまで「何を書けばいいか」を思い出してもらうための材料として使ってください。

まとめ

  • 詰まるのは 「思い出さない」「手間」「何を書けばいいか分からない」 の3か所
  • 直す順番は 手間 → 声かけ → 書き出し
  • リンクは管理画面から取り、他人の端末で1回開いて確かめる。 星の欄が出れば正しい
  • 声をかけるのは会計ではなく、満足が言葉になった直後。 その瞬間は業種で変わる
  • 「一言で構いません」で量のハードルを下げる。 内容の方向は指定しない
  • 置き物は声かけの代わりにならない。 手が空いている場所に置く
  • 数えるのは、声をかけた回数・読み取られた回数・書かれた数の3つ

レビューデスクでは、口コミの投稿画面へそのままつながるQRコードを店舗ごとに用意します。星の数で行き先を変えない作りにしているのは、前の記事に書いたとおりです。

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