MEO対策の相場と料金の決まり方契約する前に見積もりで確かめる5か所

MEO対策の営業を受けた店舗から、いちばん多く届く質問がこれです。
月◯万円と言われました。これは高いのでしょうか、安いのでしょうか。
先に結論を書きます。金額だけでは、高いか安いかは判断できません。 MEO対策は、同じ「月額◯万円」でも中に入っている作業がまったく違うからです。
そして、この記事には相場の金額を書きません。 手元に確かめられる数字がないからです。書けば、それは作った数字になります。代わりに、金額の代わりに何を見れば判断できるかを書きます。
MEO対策の相場が、調べても出てこない理由
「MEO対策 相場」と検索して、はっきりした金額が出てこないと感じたなら、それは検索の仕方の問題ではありません。そもそも、比べられる形になっていないからです。
理由は3つあります。

1. 「対策一式」の中身が違う
MEO対策という言葉には、決まった定義がありません。同じ名前で売られていても、実際にやっていることはばらばらです。
たとえば、次のような作業がすべて「MEO対策」と呼ばれています。
- Googleビジネスプロフィールの情報を整える(営業時間、カテゴリ、サービス内容)
- 写真を定期的に投稿する
- 最新情報(投稿機能)を更新する
- 届いた口コミに返信する
- 口コミを集める仕組みを作る
- 順位を計測してレポートを出す
- ホームページやSNSを別途作る
月額に含まれているのが上の1つだけの場合と、5つの場合があります。金額が倍違っても、作業量が3倍違えば、安いのは高いほうです。
2. 「成果」の定義が違う
成果報酬をうたう契約では、何が達成されたら報酬が発生するのかが業者ごとに違います。ここは後で詳しく書きます。
3. やめ方が違う
月額が安くても、最低契約期間が長ければ、支払う総額は大きくなります。 「月1万円」と「月2万円」でも、前者が12か月縛りで後者が縛りなしなら、3か月でやめたときに払う額は逆転します。
比べるべきは月額ではなく、「作業の中身 ÷ 金額」と「やめたいときにやめられるか」 の2つです。
レビューデスク「相場」を知りたくなるのは、判断の基準が欲しいからです。ですが、基準になるのは金額ではありません。見積書に書いてある作業を数えて、その作業が自分の店に要るかどうかで決まります。要らない作業が5つ入った安いプランより、要る作業が2つだけの高いプランのほうが、返りは大きくなります。
MEO対策の料金は、3つの形しかない
金額は無数にありますが、料金の形は3つだけです。まずここを見分けてください。見積書を見たら、いちばん最初に「これはどの形か」を確かめます。
| 料金の形 | 支払い方 | 向いている店舗 | 注意するところ |
|---|---|---|---|
| 月額固定 | 毎月同じ額 | 何をやるかが決まっている店舗 | 作業をしていない月も同額 |
| 成果報酬 | 条件を満たした日数や件数に応じて | 順位を上げたい店舗 | 「成果」の定義がすべて |
| 初期費用+月額 | 最初にまとまった額、以降は月額 | 情報がまだ整っていない店舗 | 初期費用の中身と、返金の可否 |
月額固定は、作業の一覧とセットで見る
月額固定は分かりやすい形です。ただし、金額だけを見ても意味がありません。
確かめるのは1つです。「月に何を、何回やるのか」が書いてあるか。 「投稿代行 月4回」「口コミ返信 全件」のように、回数と範囲が書いてあれば比べられます。「MEO対策一式」としか書かれていない見積書は、何もしなくても契約違反にならないということです。
成果報酬は、条件の書き方で意味が変わる
成果報酬は、一見すると店舗に有利に見えます。上がらなければ払わなくてよいからです。
ですが、「成果」が何を指すかで、まったく別のものになります。 ここは次の章でまるごと扱います。
もう1つ、成果報酬でよくあるのが 「順位が条件を満たした日だけ日割りで課金」 という形です。この形自体は珍しくありませんが、上限額を必ず確認してください。 上限がなければ、月額固定より高くなる月が出ます。
初期費用は、何に対する費用かを聞く
初期費用がかかる場合、その中身はたいてい次のどれかです。
- Googleビジネスプロフィールの新規登録とオーナー確認
- 店舗情報の整理(カテゴリ、サービス、営業時間の入力)
- 写真の撮影
- QRコードやPOPなど、印刷物の制作
このうち1と2は、店舗でもできます。 手順はGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認にまとめました。読んで自分でできそうなら、その分は削れます。
3の撮影だけは、外に頼む価値があります。写真は自分で撮ると、どうしても暗くなります。
気をつけること
初期費用を払ったあとに解約すると、返ってこないのが普通です。 「初期費用0円」をうたっていても、最低契約期間の中に分割して入っている場合があります。「途中でやめたら、初期費用の残りはどうなりますか」と、契約前に必ず聞いてください。
「順位が上がったら報酬」の順位とは、何の順位か
成果報酬で契約するなら、ここだけは飛ばさずに読んでください。 いちばん揉めるところです。
Googleマップの順位には、万人に共通の「1位」がありません。 検索する人がどこにいるかで、表示される順番が変わります。同じ言葉で検索しても、店の前で見た結果と、隣町で見た結果は違います。
つまり、「1位になりました」という報告は、どこから、どの言葉で検索したときの話なのかが書かれていなければ、確かめようがありません。
契約前に聞く、3つの質問
そのまま使える形で書きます。見積もりの説明を受けるときに、この3つを聞いてください。
1. どのキーワードで、順位を計測しますか
2. どの地点から検索したときの順位ですか
3. 何位以内に入ったら報酬が発生しますか
1つ目が重要です。キーワードを業者側が決められる契約は、避けてください。 「静岡市 ◯◯町 整体 骨盤矯正」のように語を細かくすれば、順位は上がりやすくなります。ですが、そんな言葉で検索する人はほとんどいません。順位は上がって、来店は増えないという状態が起きます。
聞くべきは、 「そのキーワードで、実際にお客様が検索していますか」 です。
順位が上がっても、来店が増えないことがある
これは業者が悪いという話ではありません。順位と来店のあいだには、まだ段があります。
| 段 | 何が起きるか | 順位で動くか |
|---|---|---|
| 表示される | 検索結果の一覧に店が出る | 動きます |
| 選ばれる | 一覧の中から、その店がタップされる | 口コミと写真で決まります |
| 来店する | 電話、ルート検索、予約 | 情報の正確さで決まります |
順位が動かすのは1段目だけです。 2段目で選ばれるかどうかは、口コミの件数と評価、写真で決まります。だから、順位だけを見ている契約は途中で行き詰まります。
代行に入って最初に見るのは、順位ではなく「表示されているのにタップされていない」かどうかです。表示回数が出ているのに電話もルート検索も動いていないなら、上げるべきは順位ではありません。口コミと写真です。ここを取り違えたまま順位だけに払い続けている店舗が、実際にあります。
見積もりで必ず確かめる5か所
金額の妥当性は、見積書の5か所を見れば判断できます。この5つが書かれていない見積書は、比較の土俵に乗りません。

1. 作業の内訳は、回数と範囲で書かれているか
「一式」「最適化」「運用サポート」といった言葉だけの見積書は、何をするか約束していません。
見るのは2つです。回数(月に何回か)と範囲(全件か、一部か)。この2つが入っていれば、やっていないときに指摘できます。
2. 口コミの集め方が、いちばん危ない
MEO対策の中で、店舗にとっていちばん危険が大きいのがここです。
聞くのはこの一文です。
「口コミは、誰が書くことになりますか」
業者側で書く、という答えが返ってきたら、その契約はやめてください。 Googleの方針では、本人以外による投稿は認められていません。まとめて削除されることがあり、繰り返せばプロフィールごと止まる可能性があります。何がだめで何がよいのかは口コミ依頼が違反になる境目に書きました。
もう1つあります。2023年10月から、景品表示法にステルスマーケティングの規制が入りました。 事業者が第三者に依頼して書かせた口コミで、それが事業者の表示だと消費者に分からないものは、規制の対象です。規制を受けるのは、依頼した側の事業者です。 業者ではなく、店舗の側だということです。
「業者に任せていたので知りませんでした」は、Googleに対しても、法律に対しても通りません。
3. アカウントの権限は、店舗が持つ
契約書に権限の記載がなければ、必ず確認してください。オーナー権限は店舗、業者は管理者。 これが原則です。
理由は1つです。オーナーは、他の人を外せます。 業者がオーナーになっていると、契約が終わったときに、店舗側が自分のプロフィールから締め出される可能性が残ります。
4. 契約期間と解約の条件
見るのは3つです。
- 最低契約期間(何か月か)
- 自動更新の有無(更新前に連絡が来るか)
- 解約の申し出期限(何か月前までに言えばよいか)
3つ目が見落とされます。「1か月前までに書面で」と書いてあれば、やめたいと思った月からもう1か月分は払います。 月額の安さより、ここのほうが総額に効くことがあります。
5. 報告の形
順位だけのレポートは、足りません。 順位は、来店までの3段のうち1段目しか示していないからです。
最低限、次が入っているか確かめてください。
- 表示回数(何回、検索結果に出たか)
- ユーザーアクション(電話、ルート検索、ウェブサイトのクリック)
- 口コミの件数と平均評価
見積もりを比べるときの並べ方
金額の順に並べないでください。「作業の数」の順に並べて、そのあとで金額を見ます。 順番を変えるだけで、安いのに何もしないプランと、高いが必要な作業が入っているプランが、はっきり分かれます。
MEO対策の相場を調べる前に、自分でやるか頼むかを決める
金額を比べるより先に、決めることがあります。そもそも頼む必要があるのかです。
やり方は3つあります。順に見ていきます。

自分でやる場合、費用はかかりません。 情報を整えるのも、口コミへの返信も、店舗でできます。かかるのは時間だけです。
ただし、続かなくなるのはここです。 口コミへの返信は1件ずつ書きます。忙しい日が続くと後回しになり、2週間空き、そのまま止まります。止まった時点で、0円の価値も0になります。

代理店に頼む場合、任せられる範囲は広くなります。 進め方の提案を受けられ、レポートも届きます。
弱点は2つです。始めるまでに時間がかかることと、やめるときが契約の条件次第になることです。打ち合わせと契約を挟むので、思い立った日には始まりません。

レビューデスクは、月10,000円から(税別)、初期費用なし、縛りなしです。この金額をここに書いているのは、比べる材料として自分の数字なら出せるからです。
判断の基準は3つ
どれを選ぶかは、次の3つで決まります。
- 返信を書く時間が、週に30分取れるか(取れるなら自分でやれます)
- 口コミを集める導線が、すでにあるか(QRとPOPがあるかどうか)
- 半年後にやめる可能性があるか(あるなら、縛りのある契約は向きません)
1つ目で「取れない」なら、頼む価値があります。MEO対策で外に払っている費用の多くは、実質的に「続ける仕組み」への費用だからです。
業種で変わる、頼む価値のあるところ
同じ金額を払っても、効くところが業種で違います。 見積もりを見るときは、自分の業種で効く作業が入っているかを見てください。
飲食店
効くのは口コミの件数です。飲食店は比較される数が多く、件数が少ないだけで一覧の中で選ばれなくなります。
そして飲食店は、自分で集めやすい業種でもあります。卓上に置いたPOPが、食事のあいだずっと目に入るからです。集める仕組みさえ作れば、あとは回ります。
したがって、飲食店が外に払う価値があるのは「集める代行」ではなく、返信と、写真の更新のほうです。
美容室・サロン
効くのは写真と、返信の言葉づかいです。仕上がりの写真は、そのまま選ばれる理由になります。
注意するところが1つあります。返信を業者に任せると、口調が店の言葉から離れます。 美容室の口コミには担当者名が書かれることが多く、そこに触れずに定型文を返すと、読んだ人にすぐ分かります。返信を任せるなら、担当者名に触れてよいかを先に決めてください。
整体・接骨院
効くのは営業時間と予約導線の正確さです。体を痛めた人が探すので、「今日行けるか」が分かることがすべてになります。祝日の営業時間が古いまま放置されているだけで、来店は落ちます。
ここは代行に向く作業です。情報の更新は、忘れる作業だからです。
クリニック・歯科
いちばん慎重さが要ります。症状や治療の効果に触れる文章は、返信にも書けません。
もう1つ、Googleの口コミを自院のサイトに転載する場合は、医療広告のきまりに触れないかの確認が要ります。 治療の内容や効果についての患者の体験談は、医療広告として認められていないものにあたります。「口コミをサイトに載せます」と提案されたら、その業者が医療広告のきまりを分かっているかを確かめてください。
::: レビューデスク 業種ごとに効くところが違うので、「全業種に同じプラン」を出してくる相手には、一度質問してみてください。 「うちの業種だと、この中のどれがいちばん効きますか」。答えられない相手には、任せないほうが安全です。
契約してから3か月で見る数字
契約したあと、何をもって「効いている」と判断するかを先に決めてください。決めていないと、やめる理由も続ける理由も分からなくなります。

見る順番があります。上から順に見てください。
- 表示回数 … 検索結果に何回出たか
- ユーザーアクション … 電話、ルート検索、ウェブサイトのクリック
- 口コミの件数と平均評価
- 順位 … 最後で構いません
3か月で、どうなっていれば正しいのか
数字が伸びる速さは店舗によって違うので、「何件増えていれば正解」という基準はありません。 代わりに、動いている場所があるかどうかを見ます。
| 起きていること | 読み方 | 次にやること |
|---|---|---|
| 表示回数が増えている | 見つけてもらう段は動いています | アクションの数を見る |
| 表示は増えたが、アクションが増えない | 選ばれていません | 口コミと写真を足す |
| 表示回数も動いていない | 情報が整っていない可能性 | 内訳を業者に確認する |
| 口コミの件数だけ増えている | 集める導線は動いています | 返信が追いついているか見る |
3か月で1つも動いていないなら、内訳を聞いてください。 聞き方はこれで足ります。
「この3か月で、実際に行った作業を一覧で出していただけますか」
作業の一覧が出てこない場合、契約書に回数と範囲が書かれていなかったということです。次の契約では、そこを直します。
順位を最後に見る理由
順位は、上下しても店舗側にできることが少ない数字だからです。検索する人の位置で変わり、日によっても動きます。
対して、表示回数とユーザーアクションは、打ち手とつながっています。 写真を足す、営業時間を直す、口コミに返信する。どれも自分で動かせます。動かせる数字から見るほうが、次の一手が決まります。
よくある質問
Q. 「順位1位を保証します」と言われました
その言葉は根拠がありません。 Googleマップの自然な検索結果で、順位を金銭で買える仕組みは用意されていません(広告枠は別に存在します)。順位は検索する人の位置でも変わるので、そもそも「1位」を固定できません。
Q. 契約前に、店舗側で用意しておくものはありますか
3つです。Googleビジネスプロフィールのオーナー権限、営業時間と休業日の最新版、店内と商品の写真。 これがあると、初期費用の作業が減ります。
Q. 電話営業で「今なら初月無料」と言われました
初月の話ではなく、最低契約期間と解約の申し出期限を聞いてください。 初月が無料でも、12か月縛りなら総額は変わりません。その場で契約せず、見積書を書面で送ってもらってください。
Q. 複数の業者から相見積もりを取るべきですか
取る価値はあります。ただし、金額ではなく作業の一覧で比べてください。 同じ質問を全社に投げると差がはっきりします。「月に何を何回やりますか」「口コミは誰が書きますか」「オーナー権限は誰が持ちますか」の3つで足ります。
Q. 今の業者に不満はないのですが、料金が妥当か分かりません
レポートを1枚出して、そこに書いてある数字と、契約書の作業一覧を突き合わせてください。 契約書にある作業が、レポートに現れていれば妥当です。順位だけが書かれたレポートなら、内訳を聞いてください。
Q. 途中で解約したら、集めた口コミは消えますか
口コミはGoogle側に残ります。消えません。 ただし、業者のアカウントで作った投稿の管理や、業者側の管理画面で見ていたレポートは使えなくなります。オーナー権限を店舗が持っていれば、プロフィール自体は手元に残ります。
Q. 安すぎる業者は危ないですか
金額だけでは判断できません。見るのは作業の内訳と、口コミの集め方です。安くて作業が少ないだけなら問題ありません。安くて口コミを代筆しているなら、それは危険です。
Q. 自分でやるのと、頼むのを混ぜてもいいですか
構いません。むしろ現実的です。情報の更新と写真は自分で、返信と集める導線は外に、という分け方がよく成立します。全部を任せる必要はありません。
まとめ
- MEO対策の相場は、金額だけでは比べられない。 中に入っている作業が業者ごとに違うため
- 料金の形は月額固定・成果報酬・初期費用+月額の3つ
- 成果報酬は、キーワードと計測地点と条件を必ず聞く
- 順位が動かすのは「表示される」段だけ。 選ばれるかどうかは口コミと写真で決まる
- 見積もりで確かめるのは、作業の内訳・口コミの集め方・権限・契約期間と解約・報告の形の5つ
- 口コミを業者が書く契約は結ばない。 Googleの方針にも、ステマ規制にも触れる
- オーナー権限は店舗、業者は管理者
- 月額より、最低契約期間と解約の申し出期限のほうが総額に効く
- 見る数字は表示回数 → ユーザーアクション → 口コミ → 順位の順
レビューデスクは、月10,000円から(税別)、初期費用なし、縛りなしです。口コミを操作しない作りにしてあり、集める導線と、返信の下書きと、月次のレポートが入ります。合わないと感じた月にやめられる形にしてあるので、まず3か月だけ数字を見てから判断してください。
